【英語のライティング】勉強法・書き方・コツを紹介。苦手な人の特徴

英語のライティングができなくて悩んでいる方は英語学習者の中で多いですよね。僕の経験上、ライティングはスピーキングにも活かすことのできるとても重要な英語のスキルです。今回は、英語のライティングが苦手な方のために勉強方法や書き方のコツなどを紹介します。英語と日本語の文化的な違いについてもお伝えします。まず、「なぜライティングができないのか」をみていきましょう。
英語のライティング・勉強方法・書き方・コツ!苦手な人の特徴
英語のライティングが苦手な人の特徴を3つ紹介します。
【アウトプットは必須】日本語を英語にするスキルが足りない
日本語を英語へ変える作業を高速で行うのが英語のアウトプットです。ライティングは英語のアウトプット作業になるので、この技術が必要なります。
日本語から英語へ変換する作業は、勉強量に比例します。これは僕も実感しています。
「英語で1文作るのに、こんなに時間かかるのに、本当にライティング早くなるか?」
と思ってしまいますよね。僕もそう感じていましたし、ライティングのみならずスピーキング時にも感じていたことです。しかし、気付いたら英検準一級のライティングテストに合格できるだけのライティング能力は身に付いていました。また、ラインなどのメッセージでも長文が打てるようになりました。
「ライティングができるようになるには、まず初めに量をこなすことです。やればできるようになるし、やらなかったらできるようになりません。」
正直、上記の一言に尽きるのではと思います。
文法や語彙力不足
ライティングは英語のアウトプット作業になります。アウトプットは自分の蓄積した知識の中から出さなければいけません。つまり、
「インプットしなければ、アウトプット(ライティング)ができない」
という事になります。
英語のインプット作業は、文法や英単語を覚えることになりますよね。文法や英単語をきちんと把握していないと、ライティングはできません。
ライティングに対して自信がない
自分自身の書き起こす英語に自信を持てない方も多いでしょう。
- スペルミス
- 文法間違え
上記などの理由で、ライティングが億劫になる方も多いですよね。日本語のように書けないのが英語のライティングです。
たくさん量をこなす事で英語のライティングに対して自信が生まれます。やらなければ、自信はつきません。
ライティングができるようになるメリット
ライティングできるようになるメリットは以下の3つ。
- 外国人とコミュニケーションが取れるようになる
- テスト対策になる
- スピーキングに活きる
英語でライティングできるようになれば、当然ながら外国人とコミュニケーションが取れるようになります。また、TOEFLや英検、TOEIC(S&W)のテスト対策にもつながります。
以外と知られていないのが、スピーキングに活きるということ。僕自身が実感しています。
【経験】ライティングで感じたメリット
英語のライティングができるようになって感じたメリットを経験談としてお伝えします。
ライティングがある程度できるようになった時に、脳内で日本語から英語へ変換するスピードが速くなったと感じていました。
英語へ変換するスピードが速くなった事で、テストなどはもちろん、「スピーキングでも恩恵を受けることができた」と感じます。
スピーキングでも言いたいことを脳内で日本語から英語へ変換しますよね。英語的な文章の作り方も身に付けることができました。
英語のライティングの勉強方法
英語のライティングの勉強方法を2つに分けて紹介します。
「短い文章・日記を駆使した勉強方法」
「英作文での勉強方法」
上記2つ紹介ます。まずは、「短い文章・日記を駆使した勉強方法」から見ていきましょう。
英語のライティング勉強法1:短い文章・日記
英語のライティング勉強法のひとつ目は、短い文章や日記でライティングを勉強することです。
自分の目にした情景を次の順番で書くようにしましょう。
- 場所
- 何をしているか・何をしていたか
- 感想
上記の3つの情報を書けば3つの文章完成です。ちなみに、3つの文章というのは「ピリオド3つ分の英文ということです。」簡単に例を出してみますね。
英文:短い文章・日記の例
- 場所:I went to a pet shop today.
- 何をしているか・何をしていたか
I wactched dogs there. - 感想:dogs were so fluffy.
(英単語)fluffy:ふわふわ
例を出すとこのような感じになります。上記でピリオド3つ分の英文になります。難しい単語としては、fluffy(ふわふわ)でしょうか。
一番、考えるのが難しいのは三つ目の「感想」の部分です。僕が実際に初心者の時にやっていた時に、英語の語彙不足でなかなか思いつきませんでした。テスト英語ではない単語が多く使われるのかわかりませんが、感想のひと文は難しいです。
言いたいことを英単語にできない時は、ぜひ調べて付け加えましょう。英単語強化につながり、あなたの英語力に必ず役立ちます。
短い文章・日記でのライティング勉強まとめ
レベル | 初心者~ |
---|---|
特徴 | 日常会話に役立つ 日本語から英語への変換トレーニングに役立つ 高度な英単語を必要としない |
注意点 | ピリオド3つ分の英文を意識する。 慣れたら、たくさん書くように意識する。 |
英語のライティング勉強法2:英作文
英語のライティング勉強法、二つ目に紹介するのは英作文です。英作文は英語上級者へ行くのに必ず通らなければいけない道です。
リスニングやリーディングに慣れている人にはかなり体力を必要とする勉強ですが、慣れると自分の形が決まって、わりとスムーズにできるようになりますよ。
英作文でライティングの勉強をする時は、構成を意識する必要があります。論理的に英文を作る必要があるので、高度な勉強方法といえます。ただ、構成と言っても型が決まっていれば、恐れる必要ありません。以下の構成を参考にして、英作文を作ると良いですよ。
- 導入(Introduction)
- 本文(body)
- 結論(conclusion)
上記の3つです。書き方については、少し長くなりそうなので、「ライティングのコツ:英作文の書き方」で紹介します。
英作文でのライティング勉強まとめ
レベル | 中級者~ |
---|---|
特徴 | 日本語から英語への変換トレーニングに役立つ プレゼンテーションでも英作文の構成が使える |
注意点 | 英作文の構成を意識する。 難しい英文法を使わないこと。 トピックを自分で決めるのが難しい |
ライティングのコツ:英作文の書き方
ここでは、英作文の書き方のコツを例を交えて紹介します。
トピックについては、「あなたの趣味」とします。以下から紹介する型は、賛否系の英作文でもプレゼンテーションでも使える型・書き方とコツになります。
ライティングの勉強をする時は、簡単なトピックで練習するのが良いです。今回のように「あなたの趣味」や「小学生の頃の思い出は?」、「最も行きたい国は?」などなど、簡単なテーマやトピックから始めることが大切。
慣れてきたら、「ゲームは子供の成長に必要?」や「学校で道徳の授業はいる?」、「学校でのオンライン授業はこれから続けるべき?」など、賛否の問われるトピックで勉強すると良いでしょう。
導入(Introduction)の書き方
導入では、自分の主張を書きます。トピック(あなたの趣味)に対しての主張は、例えば、「私の趣味は作曲です。」とします。以下を参考にしてみてくださいね。
【日本語】
私の趣味は作曲することです。理由は3個あります。
【英語】
My hobby is composing.I have three reasons why I like composing.
最初の「私の趣味は作曲です。」が主張。次の「理由は3個あります。」が本文(body)へとつながる文章です。本文では、趣味が作曲である「理由」について、段落に分けて書きます。
本文(body)の書き方のコツ
主張の次に理由を述べます。理由を伝えるのは「内容(body)」で行います。コツとしては、理由ひとつひとつを段落ごとに分けること。以下を参考にしてください。
【導入】
My hobby is composing.I have three reasons why I like composing.
【本文】
First, ○○○○……….
Second,○○○○……….
Third,○○○○……….
First:ひとつ目に
Second:ふたつ目に
Third:3つ目に
上記のように、はじめの副詞を入れる事で文がすっきりして、「これから、1つ目の理由を述べます。」「ふたつ目の理由を述べます」「3つ目の理由を述べます」と分けることができます。
理由を書く時は主張と具体例を意識
「First, Composing makes my mind calm. when I feel stress at work, I always make a song. I express my feelings by music. that’s one of ways which I relieve stress.」
「ひとつ目の理由、作曲は私の心を穏やかにします。仕事でストレスを感じる時に、いつも曲を作っています。音楽で自分の気持ちを表現します。それはひとつのストレス解消方法です。」
直訳的ですが、上記のように理由の中にも主張と例を織り交ぜながら文を書くと書きやすいです。コツの一つになりますよ。
結論(conclusion)の書き方のコツ
結論を書くコツとしては、再主張です。
「導入で述べた主張を結論でも書くだけ」と言っても過言ではありません。もちろん、同じ文章をそのままコピーはしない方がいいです。
結論は下記を参考にしてみてくださいね。
For these reasons mentioned above, I like composing.
上記で述べた理由で、私は作曲することが好きです。
結論の決まり文句
「結論(conclusion)の書き方のコツ」の例では、「For these reasons mentioned above」を使っていますが、結論の決まり文句は他にもあります。
今回のようなフランクなトピックだと使いづらいですが、賛否などのかしこまった英文を書くときは以下のような表現も参考にしてみてください。
- in conclusion
- My conclusion is
- To conclude
- overrall
- to sum up
- All things considered
- overrall
- taking these reasons into account
英語のライティング:添削サービス
英語のライティングの勉強はどうしても一人で行うのは不安です。なぜなら自身の書いた文章が正しいかどうか判断できない時が頻繁に起こるからです。
そんな時は、ライティングの添削サービスを使用するとがおすすめです。
- HiNative Trek
- 英文添削アイディー
- ベストティーチャー
- DMM英会話なんてuKnow?
DMM英会話なんてuKnowは添削サービスではなく、わからない英語表現をワンポイントで質問することができます。使い方次第で、ライティングの勉強に役立ちます。
英語と日本語の違いを知るとライティングのコツにつながる
大前提として、日本語と英語の違い簡単に触れておきましょう。英語のライティングのみならず、スピーキングでもいえることです。
日本語:ハイコンテクスト文化
英語:ローコンテクスト文化
コンテクストの違いで英語的な感覚を知る
コンテクスト(context)とは文脈という意味です。
日本語はハイコンテクストです。ひとつの文やひと言に様々な意味も持つ言葉となります。英語はローコンテクスト。ひとつの文やひと言には日本語よりもかなりストレートです。
「日本人は曖昧。アメリカ人ははっきりしている!外国人は好き嫌いはっきり言う!」
なんていうことを聞いたことありますよね。ハイコンテクストとローコンテクストがはっきりとわかる決まり文句ではないでしょうか。
日本語は相手に悟ってもらう言葉で、英語は言った言葉がそのまま相手に伝わる言葉なんです。そのため、英語は言葉数を多くしなければ、自分の伝えたい意図が伝わりません。
英語のライティング勉強法と書き方のコツまとめ
英語のライティング勉強法と書き方のコツについて、お伝えしました。ライティングは必ずスピーキング能力にも役立ちます。日本語から英語に変換してアウトプットするのは、かなり体力を使います。しかし、だんだんと慣れますし、できるようになります。
また、日本語と英語の文化的な違いを知ることによって、英語のアウトプット作業に役立ちますよ。英語の感覚の理解に少しでも役立つのではないでしょうか。